給湯器は取り付ければ同じ?|工事の質が交換後の安心を左右する理由
更新日:6 日前
給湯器を交換するとき、商品の価格やメーカー、
保証年数を比較される方は多いと思います。
しかし、同じメーカー・同じ型番の給湯器でも、
工事をする業者によって
施工内容や安全確認の方法が異なることがあります。
給湯器は、取り付けてお湯が出れば
工事完了というわけではありません。
ガス接続工事やガス漏れ検査、水漏れ確認、初期設定、試運転など、
交換後には見えなくなる作業こそ重要です。
今回は、現場で25年以上施工に携わってきた経験から、
給湯器交換の工事品質を左右するポイントをご紹介します。
1.ガス接続工事とガス漏れ検査は最も重要な安全確認
給湯器交換で特に重要なのが、ガス配管の接続工事です。
ガスの接続方法に問題があれば、
ガス漏れなどの重大な事故につながるおそれがあります。
また、ガス接続工事には、作業内容に応じた資格が必要であり、
工事内容によっては事業者としての登録も必要になります。
「資格を持っていること」と「その工事を事業者として適法に行えること」
は、必ずしも同じではありません。
そして、ガス配管を接続した後には、
ガス漏れ検査を確実に行う必要があります。
ガスマイスターでは、ガス漏れ検知器による確認に加え、
マノメーター(圧力測定器)を使用した検査も行っています。
ガス漏れは目で見て確認できません。
だからこそ、適切な接続工事と確実な検査が重要です。
給湯器が正常に燃焼していても、
それだけでガス接続部分の安全性を判断することはできません。
2.水漏れ検査は保温材を巻く前に行う
給湯器交換では、給水・給湯などの配管を接続します。
接続後は、実際に水を通して水漏れがないか確認する必要があります。
ところが現場では、水漏れを十分に確認する前に、
配管へ保温材を巻いてしまう職人もいます。
保温材で接続部分を覆ってしまうと、小さな水漏れが見えにくくなり、
検査の精度が落ちてしまいます。
水漏れを確認してから保温材を巻く。
この作業の順番も工事品質を左右します。
完成後には見えなくなる部分だからこそ、
確実に確認してから仕上げることが大切です。
3.試運転不足が交換後のトラブルにつながる
新しい給湯器を取り付けた後は、
正常に動くかを確認する試運転が必要です。
例えば、お湯が出ることだけを確認しても、
自動湯はりや追いだきまで正常に動いているとは限りません。
給湯暖房機であれば、床暖房や浴室暖房乾燥機など、
接続されている設備の動作確認も必要です。
「お湯が出たから大丈夫」ではなく、
実際に使用する機能が正常に動くことまで確認する必要があります。
こうした確認が不十分だと、
お客様が使用を始めてから不具合に気づく場合があります。
4.床暖房は初期設定の知識も重要
給湯暖房機には、
交換後に暖房機能の初期設定が必要な機種があります。
例えば、床暖房の温度や暖房能力に関係する設定です。
適切な設定がされていないと、床暖房が十分に暖まらない、
一部の部屋だけ暖まりにくいといった症状につながることがあります。
また、床暖房の系統ごとの接続やリモコン設定の確認も重要です。
給湯器本体が正常に動いていても、初期設定が間違っていれば、
本来の性能を発揮できない場合があります。
こうした部分は、
給湯暖房機に関する知識や施工経験の違いが表れやすいところです。
5.配管の保温材は凍結対策にも関係する
給湯器周辺の水道配管には、保温材が巻かれています。
保温材には熱が逃げるのを抑える役割があり、
冬場の配管凍結リスクを軽減するためにも重要です。
しかし、既設の保温材が劣化していたり、
一部に保温されていない箇所が残っていたりする場合があります。
新しい給湯器を取り付けるだけでなく、
周囲の配管の保温状態まで確認することが大切です。
なお、保温材だけであらゆる凍結を防げるわけではなく、
設置環境に応じた対策が必要です。
6.壁のネジ穴や配管の隙間も見逃さない
給湯器を交換すると、以前の固定ネジの穴が残ったり、
配管が壁を通る部分に隙間が見つかったりすることがあります。
こうした箇所をそのままにすると、
雨水が入り込む原因になる場合があります。
そのため、必要な部分にはコーキング(防水用の充填材)を行います。
給湯器をきれいに取り付けるだけでなく、
建物への雨水の侵入を防ぐことも大切な施工の一つです。
7.電気配線の状態確認も必要
給湯器には電源やリモコンなどの配線が接続されています。
交換時には、配線の傷みや接続状態なども確認する必要があります。
特に長年使用している設備では、
配線の被覆が劣化していることもあります。
また、工事内容によっては
第二種電気工事士などの資格が必要になる場合もあります。
給湯器交換はガスだけでなく、
水道や電気に関する知識も必要な工事です。
同じ給湯器でも、工事の質まで同じとは限りません
ここまでご紹介した内容は、給湯器交換で確認すべき事項の一部です。
お客様から見ると、同じ給湯器が取り付けられ、
正常にお湯が出ていれば、工事の違いは分かりにくいと思います。
しかし実際には、ガス漏れ検査の方法、水漏れを確認する順番、
初期設定や試運転の内容、配管の保温や防水処理など、
完成後には見えなくなる部分にも工事品質の違いが表れます。
ガスマイスターでは、給湯器を取り付けることだけでなく、
交換後も安心して使い続けていただける工事を大切にしています。
給湯器交換を検討される際には、価格や保証年数だけでなく、
**「どのような工事を行い、交換後に何を確認してくれるのか」**
という点にも目を向けていただければと思います。
吹田市・豊中市・箕面市・茨木市など北摂エリアを中心に、
その他の地域についても、ご検討の際はお気軽にご相談ください。
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